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ブラデリスの育乳を進めるならバストのことも理解しよう

コラム

鏡に向かって自分のバストを見ては、「もうちょっとボリュームが欲しい…」や「あれ、ちょっと垂れたかも!?」とひとり呟いてみたり、街中を行く女性を見て「あの人の胸の形、いいなぁ」と羨んでみたり…

今回は女性なら誰しもが気になる部位、バストについて詳しく解説します!

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バストの基本的な構造

バストの位置と大きさ

バスト、つまり女性の乳房は第2肋骨から第6肋骨の間くらいに位置します。そして、大きさは直径12㎝~15㎝程度といわれています。
もちろん、位置や大きさには個人差がありますよ。

乳房には血管が多く通っています。胸郭の前のほうから乳房に向かうものと、腕に向かう動脈が枝分かれして、脇の下から乳房に流れるものがあります。
母乳を作るときにたくさん水分が必要になるので、血流を確保できるよう、様々な方向から乳房に動脈が分布しています。

母乳を作るために大事なリンパ管

乳房にはリンパ管も存在します。リンパには”組織の中の水分などを吸収する”という性質があります。
母乳を作るとき、乳房には水分が多く含まれるのですが、その水分が過剰になったときに取り除く経路として、乳房のリンパ管が発達しているんですね。

リンパの流れは基本的に動脈に沿っています。つまり、内から外へ向かって、胸骨の近くや脇の下のほうに流れていきます。

こうして水分を運ぶというリンパ管だけ見ても、バストから脇の下への各組織の繋がりは重要なんです。

乳癌の検診では脇の下も要チェック

今日女性の間で増えている乳癌は、多くは乳頭と脇の下の間の領域にできるといわれています。また、乳房に豊富に分布するリンパに沿って転移することも知られています。

つまり、乳癌は脇の下のリンパ節に転移することがとても多いのです。乳癌の自己検診でも乳房全体をチェックすると同時に、特に脇の下も入念にチェックしてくださいね。

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バストアップのエクササイズを行う際の注意点

乳房に脂肪が多い理由とは?

続いて乳腺を見てみましょう。

そもそも乳腺とは、汗腺、中でもアポクリン汗腺から派生したものといわれています。汗腺が母乳を出すために変化した腺、それが乳腺です。

乳腺は、乳頭の周りに放射状に並んでいます。授乳以外のときには腺として発達していませんが、いざ授乳のときには、乳腺の形や細胞自体にも変化が起き、さらに乳腺の水の含有量も増えます。

授乳時に乳腺が発達できるよう、その膨らみを邪魔しないために、乳腺の周囲には柔らかい脂肪が取り巻いています。もしも乳腺が皮膚や大胸筋と密着していたら、乳腺が膨らむ余地がありませんからね。

大胸筋を鍛えるなら背中側の筋肉も

そして、乳房の大部分は大胸筋の上に乗っています。
大胸筋などバスト周りの筋肉を鍛えることで胸に厚みが出てくれば、その分乳房は前に突出して、ボリュームが出たように見えるかもしれません。ただし、大きくなるのは筋肉で、バストそのものではありません。

そしてもし大胸筋を鍛えるなら、背中の筋肉も一緒に鍛えることをお忘れなく。胸側だけ鍛えて背中側に筋肉がついていない状態では、前側の筋肉に引っ張られてしまいます。猫背になるので姿勢も悪く、せっかくのバストも美しく見えません。

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まとめ

大胸筋を鍛えるなら背中側も! これは盲点でした。
せっかくバストアップに励んでも、背中を丸めていたのではバストも隠れてしまいますね。

特定の箇所だけに偏らず、バランスよくエクササイズすることが大切なんですね。